1.円弧補間(CNC旋盤)
円弧補間はCNC旋盤で多く使われる加工の一つで、正しいGコードの入力によってフィレット形状の加工ができるものであります。もし、Gコードの誤りにより加工を実行した場合、円弧が正しく加工されません。
ここでは、良く間違える例とその原因について学習してみましょう。
1.教材(PRO-CNCオプションとして提供)にある例題に沿って生徒にプログラムを作成させます。
2.PRO-CNCにプログラム入力してみます。
下の図の工作物の形状は荒加工(固定サイクル加工)を予め行った後のものです。円弧補間加工の形状確認をし易くする為です。
モードをMDI にして作成したプログラムを入力します。
正しく作成すれば正確に削れます。もし間違ってプログラムを入力すれば・・・
R20を間違って考えて入力してしまった結果です。
この様にGコードの学習をする際、プログラミングをしてすぐ結果が確認できます。今まで黒板に絵を書いて間違いを理解させるのに苦労されたと思いますが、視覚的により理解しやすくなりますので効率的なGコード学習が可能になります。